みなさんこんにちは!
「いつかオーストラリアでワーキングホリデーをしてみたい」
そんな大学生や社会人の方に、少し気になるニュースが入ってきました。
2026年9月17日、オーストラリア政府が移民制度に関する新たな方針を発表。その中で、ワーキングホリデーの2年目・3年目について、今後「抽選制」を導入する方針が示されました。
ニュースだけを見ると、
「えっ、もうオーストラリアのワーホリに行けないの?」
「日本人も抽選になったの?」
と心配になってしまうかもしれません。
でも、まずお伝えしたいのは、
日本人の“1年目のワーキングホリデー”が抽選制になったわけではありません。
今回は、これからオーストラリアへのワーホリを考えている方に向けて、「何が変わるのか」「今から何を考えておけばいいのか」をできるだけ分かりやすく整理します。
まず、一言でいうと何が変わるの?
今回の発表内容をシンプルに整理すると、こうなります。
| 項目 | 現在の基本的な仕組み | 今回発表された方向性 |
|---|---|---|
| 1年目 | 日本人はSubclass 417を申請可能 | 今回の抽選制発表の対象は2・3年目 |
| 2年目 | 指定された仕事を3か月行うなどの条件を満たして申請 | 条件を満たしたうえで抽選へ。上限45,000人 |
| 3年目 | 2年目に指定された仕事を6か月行うなどの条件を満たして申請 | 条件を満たしたうえで抽選へ。上限5,000人 |
| 実施時期 | 現行制度 | 詳細な開始時期・抽選方法等は今後の発表待ち |
オーストラリアのTony Burke内務大臣は、2年目については45,000人、3年目については5,000人を上限とする方針を説明しています。前年には2年目の条件を満たした人が約57,000人、3年目のグループが約31,000人だったとも説明しています。
つまり今後は、
「必要な仕事をすれば必ず2年目、3年目に進める」
という考え方から、
「必要な条件をクリアしたうえで、さらに抽選の対象になる」
という制度に変わる可能性があります。
ここが今回の一番大きなポイントです。
ただし、2026年10月1日時点では、抽選制度をいつから始めるのか、現在ワーホリ中の人をどう扱うのか、抽選をいつ・どのように行うのかといった細かな運用方法は、まだ公式には示されていません。
ですので、「もう2年目に行けない」と決まったわけではありません。今後の正式発表を確認していく必要があります。
では、日本人の「1年目」はどうなる?
ここは安心していただきたいポイントです。
日本国籍者は現在も、Working Holiday visa(Subclass 417)の対象国です。
オーストラリア政府の公式サイトにも日本は対象国として掲載されており、今回発表された抽選制は「2年目・3年目」に関するものです。
つまり、
「大学を卒業したら、まず1年間オーストラリアに行ってみたい」
「会社を辞めたタイミングで、一度海外生活を経験してみたい」
「英語を勉強してから現地で働いてみたい」
という方が、これから初めてワーキングホリデーを利用すること自体ができなくなったわけではありません。
この点はニュースの見出しだけを見ると少し分かりづらいところなので、しっかり区別して考えましょう。
むしろ大切になるのは「最初の1年間をどう使うか」
今回の制度変更が実施されれば、これまでのように、
「とりあえずオーストラリアへ行って、気に入ったら2年目、3年目まで残ろう」
という計画は、少し立てにくくなります。
だからこそ、これからのワーホリでは、
「最初の1年間で何をしたいのか」
を出発前から考えておくことが、これまで以上に大切になりそうです。
例えば、
「英語力をしっかり伸ばしたい」
「現地で仕事を経験したい」
「いろいろな国の友だちをつくりたい」
「海外生活を経験して、帰国後の就職・転職につなげたい」
など。
ワーキングホリデーは、「海外で働くこと」だけが目的ではありません。
旅をしたり、英語を学んだり、現地の人と交流したり。
限られた時間だからこそ、何を経験して日本へ持ち帰るのかを考えておくと、1年間の過ごし方も大きく変わってきます。
ワーホリ前に「短期語学留学」を入れるという選択肢も
特に、
「英語にまだ自信がない」
「いきなり英語で仕事探しをするのは不安」
という方には、ワーホリ生活の最初に語学学校へ通う方法もあります。
Working Holiday visaでは、原則として最長4か月まで就学・研修が可能です。
弊社が提携しているILSCシドニー校では、General Englishをはじめ、会話力を伸ばす授業やBusiness English、Café Work Skillsなど、目的に合わせた英語学習ができます。
また、ILSCシドニー校には無料のJob Clubがあり、オーストラリアでの仕事探しについて学ぶ機会も用意されています。学校はシドニーCBD中心部にあります。
例えば、
日本 → シドニー到着 → 1~3か月語学学校 → 現地で仕事探し → ワーホリ生活
という流れです。
最初から仕事探しを始める方法ももちろんありますが、語学学校で少し生活に慣れてから、働くステージへ進むという方法もあります。
大学生なら「卒業後」だけでなく、今から準備しておく
「ワーホリは大学を卒業してから考えればいいかな」
という方も多いと思います。
でも、今回のように制度は変わることがあります。
だからこそ大学1・2年生のうちから、
「どの国に行きたいのか」
「どのくらい英語が必要なのか」
「卒業後すぐ行くのか、一度就職してから行くのか」
と考えておくことは決して早すぎません。
春休みや夏休みに1~4週間だけ短期留学をして、
「自分は本当に海外生活が合っているのか?」
を確かめてみるのも一つの方法です。
短期留学を経験してからワーホリへ。
そんな“段階型の海外経験”も、これからはますます選択肢になってくると思います。
社会人は「辞めてから考える」より「働きながら準備」
社会人の場合も同じです。
「仕事を辞めてからビザを取ればいい」
「航空券を取ってから準備しよう」
ではなく、少し余裕を持った計画がおすすめです。
オーストラリア内務省は現在、Working Holiday Makerビザの処理について、直近では平均して2~5日程度としながらも、オーストラリア国外からの申請は数か月かかる場合があると案内しています。また、ビザが正式に許可される前に航空券や仕事、留学などを確定しないよう注意喚起しています。
さらに今回の政府発表では、今後ワーキングホリデービザの審査期間を3か月程度に安定させる方針も示されています。
「来月辞めて、そのままオーストラリアへ!」
というより、
情報収集 → 英語準備 → ビザ確認 → 学校・滞在先 → 渡航
と順番に準備しておく方が安心です。
今回のニュースで「ワーホリを諦める」必要はありません
今回のニュースを見て、
「オーストラリアはもう行きづらくなるのかな……」
と感じられた方もいたかもしれません。
ですが、2026年10月1日時点では、日本人が初めて利用するSubclass 417のワーキングホリデーが抽選制になったわけではありません。
大きく変わろうとしているのは、2年目・3年目まで長期滞在する場合の仕組みです。
だからこそ、
「3年間いられるかどうか」
から考えるのではなく、
「まず最初の1年間で何を経験したいか」
から考えてみる。
これからのオーストラリア・ワーホリでは、そんな考え方がより大切になってくるのではないでしょうか。
まとめ|ワーホリは「何年いられるか」より「何をするか」
オーストラリアのワーキングホリデー制度は、これから少しずつ変わっていく可能性があります。
今回発表された2年目・3年目の抽選制度についても、まだ開始時期や具体的なルールがすべて決まったわけではありません。
だから、今の時点で必要以上に不安になる必要はありません。
ただ、
「行こうと思ったときに考えればいい」から、「少し早めに情報収集しておく」へ。
ワーホリの準備の仕方は、少し変えていった方がよさそうです。
英語を学ぶ。
海外生活を経験する。
現地で働いてみる。
いろいろな国の人と出会う。
そのすべてを経験できることが、ワーキングホリデーの魅力です。
制度が変わっても、その魅力そのものがなくなるわけではありません。
自分にとって「行ってよかった」と思える1年間をつくるために、まずは少しずつ準備を始めてみてください。

編集後記
今回のニュースを見て、ワーキングホリデーを考えていた方の中には、不安になった方もいるかもしれません。
でも、制度が変わるときに大切なのは、「もう無理だ」と考えることではなく、まず正しい情報を知ることだと思います。
特に今回の発表は、「日本人の1年目のワーホリ」と「2年目・3年目の制度変更」を分けて考えることが大切です。
弊社でも、オーストラリアの制度変更については今後も最新情報を確認しながら、これから渡航される方に分かりやすくお伝えしていきます。
そして、「ワーホリに行くかまだ決めていない」という方も大歓迎です。
まずは短期留学でオーストラリアを経験してみる。
その先にワーキングホリデーを考える。
そんな一歩から始めてもいいと思います。
それではまた!
