みなさんこんにちは。留学サポートスタッフです。
「海外留学へ行く」と聞くと、皆さんはどのくらいの期間を想像するでしょうか。半年。1年。大学を休学して海外へ。あるいは、会社を辞めてワーキングホリデーへ。
筆者の世代にとって「留学」とは、そのくらい大きな決断を伴うものだったように思います。
だから社会人になってから、「もう一度海外で英語を勉強してみたいな」と思っても、「会社員になった今さら、留学なんて無理だよね」と、最初から候補から外してしまう方も多いのではないでしょうか。
でも、最近の語学留学は少し違います。私たちがご案内している留学先にも、1週間から参加できるプログラムがあります。
ということは――。
月曜日から金曜日まで、有給休暇を5日取れたら、社会人でも留学できるのでは?
今回は、「仕事を辞めない留学」を本気で考えてみます。
まず結論。できます。
例えば、
- 土曜日:日本出発(場合によってはこの日に入国)
- 日曜日:現地到着・入寮
- 月~金曜日:語学学校(入学~卒業)
- 土曜日:帰国
- 日曜日:自宅で休息
- 月曜日:仕事へ
という日程。
つまり、有給休暇5日+土日=7泊8日の海外留学です。
しかも帰国を土曜日にしておけば、日曜日は、洗濯する。荷物を片付ける。時差を整える。お土産を配る準備をする(笑)。そんな「社会復帰の日」にできます。
「会社を1か月休む」は難しくても、「月~金を1回休む」なら、少し現実味が出てきませんか?
① 1週間留学は、今では特別なプランではありません
実際に学校を見てみましょう。ILSC SydneyのGeneral Englishは、基本的に毎週月曜日からスタート可能です。朝のフルタイムなら、月~金曜日、8時30分~13時、週20時間の授業です。
そしてセブのB'Cebuも、1週間から申込み可能です。
また、GLCではできるだけスムーズに授業開始日まで進められるよう短期間滞在者でも十分にコマ数が確保できるような工夫が施されています。
つまり、「1週間しか休めないから留学は無理」ではなく、1週間しかない人のための留学も、ちゃんと存在しています。
② でも本当に、会社員が「有給5連休」なんて取れる?
ここが一番現実的な問題ですよね。まず現在、日本の有給休暇取得そのものは以前よりかなり進んでいます。
厚生労働省の2025年「就労条件総合調査」によると、2024年の労働者1人あたりの年次有給休暇は、平均付与日数18.1日に対して、平均取得日数12.1日、取得率は66.9%。このうち取得日数と取得率は、1984年以降で過去最高です。
そして2019年以降、年10日以上の有給休暇を付与される労働者については、企業側にも年間5日を確実に取得させる義務があります。
③ 実際、「5日連続」はまだ日本では少数派
では、連続5日以上の休暇はどのくらい取られているのでしょう。
「年1回、5日連続の有給を取得した人」の最新公的全国統計は確認できませんでした。ただ、厚生労働省委託の意識調査(令和7年度)では、「年に2回以上、連続5日以上の休暇(土日祝日などを含む)を取得している社員はほとんどいない」と回答した企業が41.2%。さらに「取得している社員は少数」が19.5%でした。
つまり、長い連続休暇は、まだ日本企業の日常とは言いにくい。これは確かだと思います。でも逆に考えると、「だから絶対無理」でもありません。厚生労働省自身も、連続5日間の有給取得を奨励する企業事例を紹介しています。
大切なのは、「来週、5日休みます!」ではなく、早めに予定を組むことです。
④ 社会人留学は「会社との交渉」から始まっている
筆者なら、1週間留学を考えたら、まず2~3か月前には職場のスケジュールを確認します。繁忙期、決算、社内行事、取引先の予定、自分が抜けることで困る仕事を確認。そして、「この週なら5日間休めそう」という週を探します。
有給休暇を、体調を崩した日のためだけに残しておくのではなく、旅行、家族、趣味、勉強、自己投資のために使う。それも本来の有給休暇の使い方です。
社会人留学では、学校選びより先に、“休める週探し”を始める。これが一番のコツかもしれません。

⑤ では1週間留学、実際いくら必要?
ここも気になるところです。そこで、Sydney・Cebu・Lingayen・Hoi Anを比べてみます。
ただし、条件が学校によって違うため、「同じ授業内容・同じ部屋条件」での完全比較ではありません。また航空券は、出発日・航空会社・乗継ぎによって価格差が非常に大きいため、ここではまず、学校・授業・滞在など現地プログラム側の目安を比較します。
2026年10月時点で確認できる価格を整理すると、
| 留学先 | 1週間留学の目安費用 | 主な条件 |
|---|---|---|
| オーストラリア シドニー | 約17万円~ | 授業+登録料+教材+ホームステイ+宿泊手配料 |
| フィリピン セブ | 約13万円~(各校により異なる) | 相部屋モデル、授業・寮・食事・主要現地費等 |
| フィリピン リンガエン | 約15万円~ | 授業・滞在・食事・現地移動・サポート等 |
| ベトナム ホイアン | 約10万円~ | HP掲載価格。 |
※航空券、海外旅行保険、個人的な飲食・買い物等は別途。プログラム・部屋・為替・時期等によって変動します。
⑥ 行先4都市を一言で分けるなら
Sydney 英語圏で生活してみたい。海外生活そのものを経験したい人。
Cebu 短期間で、とにかく英語を話したい。マンツーマン密度重視の人。
Lingayen 英語+海外の日常を体験したい。詰め込み過ぎず、人と暮らす経験や圧倒的なプライベート環境を重視する人。
Hoi An 英語+休息+旅。有給休暇そのものを「リセット期間」にしたい人。
つまり、同じ5日間の有給でも、何を得たいかで行き先は変わります。
⑦ 狙い目①|まず「祝日のない週」を選ぶ
1週間留学で一番もったいないのが、現地祝日。4週間留学なら1日休校でも影響は小さい。でも1週間で1日休校になると、授業日の20%です。
ですから1週間留学では、学校カレンダーを確認して、月~金が全部開校している週を選ぶ。これはかなり重要です。
⑧ 狙い目②|日本の大型連休を少し外す
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始は、「有給を少なくできる」というメリットがあります。でも、航空券、ホテル、空港、観光地が混雑しやすくなります。逆に、普通の土曜日+有給5日を使えるなら、大型連休からずらせます。
社会人1週間留学では、「みんなが休む日に行く」より、「自分で休みを作る」方が、選択肢を広げやすいのです。
⑨ 狙い目③|学校のピークシーズンを避ける
学校側にも繁忙期があります。例えばB'Cebuでは2026年、7月5日~8月29日の在籍者に、1週間5,600円のピークシーズン追加料金が設定されています。つまり、同じ授業、同じ部屋、同じ1週間でも時期を少しずらすだけで料金が変わります。
秋、春休み直前、大型連休直後など、航空券+学校料金の両方を見て週を決めるのがおすすめです。
⑩ プロモーションは「行きたい学校を安くする」ために使う
フィリピンの語学学校では、時期によって、授業追加、部屋のアップグレード、期間限定割引などのプロモーションが出ることがあります。
ただ、「安いプロモーションが出ている学校だから行く」という順番ではなく、まず、自分に合う学校を決める。そのあと、その学校で使えるプロモーションがないか確認する。この順番がおすすめです。
1週間しかありません。1万円安くても、「自分がやりたかった留学と違った」となれば、そちらの方がもったいないと思います。
⑪ では、1週間留学で、英語はどこまで伸びる?
ここは、少し厳しいこともお伝えします。7泊8日で英語がペラペラになることは、まずありません。たった一週間です。でも、一週間だから意味がないとも思いません。
例えば、
- 外国人へ話しかける抵抗が減った。
- 英語を聞いた瞬間に固まらなくなった。
- 自分の弱点が分かった。
- もっと英語を勉強したくなった。
- 海外一人旅への不安がなくなった。
こうした変化なら、十分あり得ます。
だから社会人の1週間留学は、「英語を完成させる留学」ではなく、「英語学習を再起動する留学」と考えると、しっくりきます。
⑫ 筆者なら、こんな「7泊8日」にします
土曜日|出発
新千歳から海外へ。仕事用パソコンは……できれば置いていきたいですね(笑)。
※現地入り(入寮日)を一日早めるなどの調整は学校側と事前に行うことができます。
日曜日|現地入り
入寮、周辺確認、SIM、現金、スーパー、翌日からの学校に備えます。
月曜日|学校スタート
レベルチェック、オリエンテーション、初めての友達。「思ったより聞き取れない……」たぶんここで一度落ち込みます(笑)。でも大丈夫です。
※選んだ学校によってはこの日の午後から授業がスタートします。
火~木曜日|ひたすら英語を使う
授業、ランチ、先生との雑談、買い物、カフェ。全部英語。この3日間が一番濃い時間です。
金曜日|最終授業・修了
もう卒業?と思うくらい早いでしょう。でも初日と比べると、先生へ話しかける自分の距離感は少し変わっているはずです。
土曜日|帰国
帰りの飛行機で、「次は2週間行きたいな」なんて考えているかもしれません。帰りの飛行機の時間を遅めに設定していれば、最後に寄りたいスポットに駆け込むことも可能かも…。
日曜日|完全休養
これ、大事です。帰国翌日に出社するスケジュールではなく、一日、日本モードへ戻す日を残す。社会人にはおすすめです。

実際の現場目線で感じること
社会人の方と話していると、「留学したかったんですけど、もう会社員なので」という言葉を耳にすることがあります。でも、会社員になったら、もう留学できないと決める必要はないと思います。
高校生や大学生のように、半年、1年、という時間は取れないかもしれません。でも社会人には、学生時代にはなかった、お金、経験、目的があります。
だから、一週間しかないなら、一週間のために作られた留学を選べばいい。
仕事を辞めない、キャリアも止めない、でも、一度だけ仕事を5日休んで、知らない国へ行って、朝から英語を話してみる。それだけでも、いつもの一年とは少し違う一年になります。
